こんにちは!獣医師の山之口です。
みなさん土佐犬ってご存知ですか?土佐犬とは、他に類を見ない堂々たる筋肉質で頭は大きく、皮膚は咬まれても大丈夫なように弛(たる)んでおり、長いたれ尾に、耳はたれ耳です。大小の差があり小さい犬は体重30キロ台から大きな犬は100キロを越える犬もいるそうです。また闘犬の愛好団体によって異なる基準があるそうです。
まあ強そう、怖そうなイメージがありますね。実際土佐犬を安易に飼うことは絶対にお勧めできません。しっかりとした知識、経験を持ち合わせた飼い主さまにのみ飼うことが可能な犬種のひとつと言えます。
今日はそんな土佐犬のワンちゃん、5歳の男の子、ダンプ君の外傷(ケガ)および腫瘤(できもの)摘出の手術を行いました。67kgの筋肉隆々の素晴らしい体躯!きっちりとした躾がなされているためとても大人しく、人懐っこいです。
全身麻酔が必要なため血管確保を行い、静脈麻酔とガス麻酔で手術を行いました。
手術は無事成功!
麻酔からゆっくりと覚醒する(覚める)姿が、とてもチャーミングでした。
最後に、ダンプくんの麻酔から覚醒しているときの写真をご紹介します。
ダンプくん、お疲れ様でした!