こんにちは!
本日は、事故件数の中で最も多い
「異物誤飲」についてお話致します
〇異物誤飲とは?
消化できないものを過って飲み込んでしまう事故です
〇誤飲するとどうなる?
・元気食欲がなくなる
・嘔吐をする
・元気食欲はあるが嘔吐をする
といった症状が主です
窒息、中毒、胃炎、腸炎、腸閉塞、胃捻転・・・
など、動物にとっては
とても苦しい状態になることが多いです
治療をしても命を落とす可能性もあります・・・
〇異物誤飲の発生率が多い年齢は?
1歳以下の子犬がほとんどです
好奇心が旺盛なことや、
食事量が足りていないことが原因で
起こりやすくなっています
ただ、最近では老犬でも異物誤飲事故が多いです
もちろん猫ちゃんも・・・
こちらが実際に当院であった異物誤飲のお写真です
おもちゃの破片や髪の毛
コンバット
ロープ
メジャー
靴下
ホッチキスの芯
などなど・・・
他にはビニール、マスク、梅干の種、
人体薬、鳥の骨、ネギ類、観葉植物
などたくさんの異物誤飲が起きています
〇誤飲をした場合の治療方法
・催吐処置
・内視鏡手術
・開腹手術
がほとんどです
〇誤飲をしたらどうすればいいか?
まずは動物病院にすぐにご連絡をしてください
その際に「いつ」「何を」「どのくらいの量を」
誤飲したのか獣医師へお伝えください
あとは獣医師の判断で対応いたします
〇誤飲をさせないためにはどうすればいいか?
・飼い主様の目の届かない時間はサークル内で過ごさせる
(サークル内もなるべく噛みそうなものを設置しない)
・動物の届く範囲に噛みそうなものを置かないようにする
この二つを十分に注意し、
このような事故にならないよう
気を配ってくださいね!!
異物誤飲は飼い主様次第で防げるものなのです・・・!
まずは動物を飼う環境の見直しをしていきましょう(^^)