こんにちは!
ドッグトレーナーの池田です(`・ω・´)
今回は「歯周病」についてお話しいたします!
〇歯周病とは?
歯の表面などで細菌が毒素を産生し、
歯茎や骨に炎症が起こった状態を言います。
〇歯周病の原因は?
歯の間に挟まった食べかすが歯の表面に付着し、
それを栄養源として細菌が繁殖します。
繁殖した細菌は歯垢となり、
歯垢が2~3日経過すると歯石へ変わります。
その歯石が歯茎や骨に炎症を引き起こす原因になります。
ワンちゃんはあまり咀嚼をしない生き物なので
口の中に食べかすが残ることが多いです。
特にふやかしたものやウェットフードなど
柔らかくて粘着度が高いものは
歯垢・歯石がつきやすいです。
その他には、
飼い主が歯磨きを怠る・・・ということも主な原因です。
〇歯周病になるとどうなる?
・口臭がする
・歯茎から出血する
・食事の際お口を痛がる
・歯がグラグラする
・歯が抜ける
・くしゃみ、鼻水、鼻血が出る
・お顔が腫れる、膿が出る(歯槽膿漏)
・心臓病、肺炎などの全身に悪影響を及ぼす
などがあります。
実際に歯槽膿漏で来院した
ワンちゃん(10歳)のお写真がこちらです。
非常に痛々しいですね・・・
実際に検査をする際もとても痛がりました
〇歯周病の治療方法は?
全身麻酔下で歯石除去(抜歯)を行います。
(術前検査が必要です)
先ほどご紹介したワンちゃんは歯石除去を行いました!
その時のお写真がこちらです。
-Before-
-After-
歯石で歯が埋め尽くさせていましたね・・・
もちろん両側ピカピカになり、
手術も無事成功しました!!
〇術後のケアは?
・歯磨きをする(より良いのは歯磨きペーストを使用する)
・デンタルガムを与える
・デンタルケアに特化したサプリメントを与える
などです。
歯垢歯石を付きにくくするには
「歯磨きをする」に勝るものはありません。
一度ついた歯石は
お手入れをしても取れません。
歳を重ねれば重ねるほど
歯石はたまっていきます。
みなさん愛犬の口腔内を見てみましょう!
口臭がしないか、歯石がついていないか
確認してみてください。
何かありましたらまずは当院へお越し下さい!
歯磨きの仕方や
その子にあったデンタルケアの方法なども
ご指導いたしますので
ぜひご相談くださいね✿✿