骨端線を挟んでのプレート固定は、術後に尺骨との成長の差による障害が起こりうるため通常は行いません。今回はリスクとメリットの判定が難しい症例でした。
今回の症例はかなり活動性の高い(3ヶ月では当たり前ですが)ワンちゃんだったので、3週間の入院によるケージレスト、外固定、キセノン光による温熱治療を行いました。
骨折治療のキモは術後の管理です。
無事術後3週間して患肢も使用した歩行が可能となりました。骨折線の癒合も確認され始めてきました。