お知らせ

ねこちゃんの尿石症~パート3~


猫の尿石症の治療は?

軽度であれば、処方食への切り替えや抗生物質などの投与で治りますが

重度の場合、尿道に管を通しての処置・洗浄や 点滴など、入院治療が必要になることもあります

 

~予防~
尿石症は体質や環境と深く関わっているため、完治しづらい病気の一つです

再び尿石症にかからないために、次のことに注意しましょうsign01

①適切な食事管理

・ミネラルバランス

尿結石の成分はマグネシウム、リンやカルシウムなどのミネラルで、

このバランスが崩れると結石・結晶ができやすくなると言われています

ミネラル量自体よりはバランスが重要と言われています

 

・尿のpH

ネコで最も多いストルバイト結石はアルカリ性で析出します

また、膀胱炎などの感染があると感染している菌が産生した物質によって

尿がアルカリ性に傾き、ストルバイト結石が出来やすくなります


②水分を十分にとる

水分の摂取量が少ないと尿の量が少なくなり、尿が濃縮されて結晶ができやすくなります

ドライフードをウェットフードに切り替えたり、いつでも新鮮な水が飲める環境に整えましょう

ウォターファウンテンなどの流水が効果的な子も多いです

 

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③トイレの環境を整える

特に猫はきれいなトイレを好みますshine

汚れていると排尿を我慢し、蓄尿時間が長くなり尿石が作られやすくなります

また、トイレは利用しやすい場所に設置してあげましょう

多頭飼いの場合、トイレが奪い合いになることがあります、理想的なトイレの数は猫の頭数+1個と言われています

 

④適切な運動をさせましょう

運動量が少ないと、水分摂取量が少なくなりがちです

また、原因ははっきりしていませんが太っているネコちゃんは尿石症になりやすいと言われ、

実際尿石症で来院されるネコちゃんのほとんどはふっくらした子です

 

治療法はほとんどの場合、お食事がメインの治療になりますが、

どうしても食事・環境の改善が出来ない場合や結石の種類によっては手術が必要になることもありますsweat01

原因にしっかりと対策を取らないとほとんどの子が繰り返してしまうので予防がとても大切です

 

「尿石症の原因」でもお話しましたが、

以前は冬に多いと言われていた尿石症、最近は夏場の来院も増えています

季節に関わらず注意してあげてくださいcat