猫に有害な植物の代表例としてユリ科植物があります。
ユリはどの部分であっても中毒を引き起こしますので飾るのであれば、猫が触れない場所にしましょう。
病態
原因物質は解明されていません。
ユリを生けた水にも毒性があるので水溶性物質と考えられています。
症状
急性腎不全を引き起こし、それに関連する症状がみられます
食欲不振
元気消失
乏尿・無尿
けいれん
流涎 など
治療
急性腎不全の治療を行います
点滴療法
制吐剤
透析療法
一口だけでも中毒を起こす可能性があるうえ、死亡率も高い危険なものです。
好奇心が旺盛な猫ちゃんは、初めて見るものを舐めたり、かじったりすることが多いのでユリ科の花を飾るときは注意しましょう。
口にしてしまったら、すぐに病院へ向かってください。
ユリ以外にも観葉植物などで毒になるものがたくさんありますので、できるだけ口にできないところに飾るようにしてくださいね