猫の肥満細胞腫の治療は、外科手術が可能であれば第一選択の治療法となります。
皮膚型肥満細胞腫に比べ、内蔵型肥満細胞腫は悪性度が高い場合が多く、発見時にはかなり進行している場合も少なくありません。
この猫ちゃんも貧血などの所見は見つかりましたが、手術前にしっかりと治療を行うことで腫瘍化した脾臓の摘出手術は可能と判断しました。
手術は無事に終わり、腫瘍化により著しく腫大した脾臓が摘出されました。