お知らせ

皮膚病診察について


 

犬も猫も皮膚病はよく起こります。そして、皮膚病の種類もさまざまです。そのため、皮膚病の診察には時間がかかる場合もありますし、複数の検査が必要になります。

問診では、困っている症状についてだけではなく、患者さんの日頃の様子や生活環境、寄生虫に対する予防歴、食べているフードの種類、同居している家族や動物の状況など、いろいろなお話を伺います。

検査では、症状が出ている皮膚の検査から始めます。表面の微生物検査や毛を抜いて顕微鏡で観察したり、皮膚の深い部分を削る場合もあります。真菌症を疑う場合には、ウッド灯と呼ばれる紫外線ライトを使用する場合もあります。

必要があれば、病変部の細菌培養検査と薬剤感受性検査をお願いする場合もあります。

また、皮膚病の原因が別の病気による場合もあります。その場合には、血液検査を行い、血糖値やタンパク、腎臓、肝臓などの数値を診ます。また、内分泌疾患(ホルモン関連性疾患)が関与していることも少なくないため、犬では甲状腺ホルモンや副腎ホルモンの検査を実施する場合もあります。

さらに、皮膚の状況のより詳しい情報を得るために皮膚組織病理検査を行う場合もあります。病理検査を行うことで、皮膚腫瘍や脱毛症などの診断が可能になります。

このように皮膚病の診察ではいろいろな検査を組み合わせて、診断を進めないと原因や病名がわからない場合もあります。

当院では、皮膚病の状況や必要な検査、治療について、できるだけ飼い主様に丁寧に分かりやすく伝えるようにしています。皮膚病でお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

下の写真は現在検査を進めている体幹の脱毛でお困りのわんちゃんです。ひとつひとつ検査を実施しながら、診断を進めています。診断がついたら、またご紹介したいと思います。

 

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