お知らせ

チョコの誤食にご注意


犬はチョコレートのカカオに含まれるアルカロイド(テオブロミン)という成分に対する感受性がとても強く、多量に摂取すると有害です。

多量に摂取すると、下痢、嘔吐、頻尿、あえぎ、痙攣などの症状を呈し、多くは死に至るとされています。軽度の血圧上昇が見られ、徐脈あるいは、より一般的には頻脈が生じ、心室性期外収縮のような不整脈が表れることがあります。精神不安定状態や興奮、痙攣および最終的には昏睡などの中枢神経興奮症状が見られます。また、パンティングや尿失禁が起こる可能性もあります。ひどい場合だと、6〜24時間以内に死に至る可能性もあります。 

チョコレート中毒に対する特効的な解毒薬は存在しません。

誤食全てに共通することですが、早急な催吐処置または内視鏡下での処置が唯一の治療法です。

 

(症例)

1時間半前に板チョコ2枚を食べたワンちゃんが来院。

トラネキサム酸の静脈投与による催吐処置および点滴治療を行いました。

 

DSCN5450.jpg  板チョコ2枚の誤食に対する催吐処置

飼い主様の素早い対応で、今回は中毒症状をおこす前の治療が行えました。