お知らせ

外傷治療2


外傷治療1の続きです。

感染が落ち着いてきたところで、治療をラップ療法へと切り替えました。湿潤療法ともいわれる方法で、ラップで傷を保護して、毎日交換することで乾燥しない状態を保ち、自己修復能を補助してあげる方法です。皮膚を広く欠損しているので、ゆっくりではありますが、徐々に傷も小さくなってきました。

治療開始から1か月ほど経つと、露出していた骨が隠れるくらいに肉芽が形成されています。残念ながら、人差し指と中指は壊死してしまったので切断することになりました。

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下は治療開始から1か月半くらいです。小指の部分は皮膚が作られて、発毛も見られます。

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下が最新の写真です。あと少しで完治というところまできました。

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指が一部ないものの、本人は気にせず生活しています。スタッフ一同、これからは安全なところで幸せに過ごしてほしいと願っています。お試しや面会だけでもいいので、気になる方は、お気軽にお尋ねください。

 

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