お知らせ

老猫の爪


先日、巻き爪を主訴として来院した10歳越えの高齢ネコちゃん。

前足の爪が伸びきっていて内側に巻いてしまい、10本全ての爪が肉球に刺さっていました。今まで普通に生活できていたのが不思議なほどです。このまま爪を切ると痛みで暴れてしまい、十分な処置をすることができません。そこで麻酔下で爪切りと洗浄をすることにしました。

 

麻酔をかけてから改めて確認すると、爪が刺さった部分の肉球が壊死して膿も出ていました。できる限り古い爪を取り除いて、肉球の汚れを落とし洗浄しました。今後は抗生剤を使い、定期的に洗浄をしながら経過を見ていきます。

 

写真は、実際に取り除いた爪です。

 

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本来、猫は爪とぎをすることで古い爪を剥いで、新しい爪が古い爪の内側から出てきます。しかし、高齢になると足腰が弱り、爪とぎを十分にできなくなることがあります。お家に高齢の猫ちゃんがいる方は、若いときよりも爪が厚くなっていることを感じているかもしれません。これは、古い爪は剥げないけれど、新しい爪がどんどん作られていくことで厚くなっているのです。伸びた爪は巻いてしまうことがあり、そのままにしていると肉球に刺さってしまうことがあります。そうならないためにも1~2か月に1回は爪切りをするようにしましょう。