お知らせ

異物誤飲


 

最近、異物での来院が増えています。同日に異物誤飲で2件の来院がありました。

 

1件目は補聴器の誤飲です。2㎝ほどの大きさで、探しても見つからないので食べてしまったのではないかと来院されました。今回の補聴器にはボタン電池が使われていたので、もし食べていた場合は時間が経つと危険です。電池はとても危険で、長時間体内に存在すると消化管の潰瘍や穿孔につながります。今回は、食べてから30分ほどだったので催吐処置のみで済みました。

 

2件目はトウモロコシの誤飲です。トウモロコシ自体は犬に害はなく、適量であれば与えても問題ありません。しかし、今回は芯ごと食べた可能性があるとのことで連絡をいただきました。トウモロコシの芯は不溶性食物繊維の塊で、消化することができません。もし大きな状態で丸呑みしていた場合は腸閉塞などの原因になります。また、小さくとも固いので胃腸炎を引き起こすこともあります。こちらの症例も催吐処置で吐かせることになりました。

以前、別件で催吐処置を行った犬で、数か月前に食べたトウモロコシの芯をまるごと吐き出したことがあります。飼い主さんの判断で、体調も問題ないので診察はせずにそのままにしていたところ、別の誤食で偶然発見することになりました。幸いにも胃で留まっていたようですが、腸へ進んでいたら腸閉塞で開腹手術になっていたでしょう。

 

日常生活の中でも、犬や猫にとって魅力のある危険物はたくさんあります。すべてを防ぐことは難しいかもしれませんが、できる限り排除できるように環境整備に気を付けましょう。